一般的な制服のスカートには縦の折り目が規則正しく付いていますが、こういうものを「プリーツスカート」というらしいです。折り目のパターンにはいくつかあって、ひだが正面から外側に向くように織られている「前ひだ」や、左右どちらかの方向に回っている「車ひだ」などあるそうです。と、言葉で言っても全く伝わる気がしないのでこちらを読んでください。
これについて、原作もこっちの学校の制服は車ひだタイプのようです。まあ一般的な制服はこれでしょう。また、この車ひだの回転方向は常に時計回り（上から見たとき）で統一しているようです。
喪1より、このように序盤から今まで、上から見て時計回り
（以下の説明では全て上から見た時の回転方向とします）
一般的なスカートがそうなのかなと思ったら、普通のスカートは反時計周りが主流らしいのです。画像検索で確かめると、出てくるのはたしかに反時計回りばかり、時計回りのものは殆ど見られず、作画さんはなぜ時計回りにしたのか疑問に思いまいた。
なお、この描写はアニメにも受け継がれているようで、先日リリースされたもこっちフィギュアさえも時計回りになっています。
この理由についてまず考えたのは、制服にも実写モチーフがあって、それが珍しくも時計回りだったからでは？と思ったのですが、ゆうちゃんのミニスカートさえも時計回りで描かれているのでそうではなさそうです。
喪24・モテないし痴漢される
次に、もしかしてそのほうが描きやすいのでは？と思って、実際にスカートの波打っている部分を描いてみました。あ、当然私は絵には縁がありませんです。
結果として時計回りはすごく描きにくいと思います。ペンは左から右に走らせると思いますが、すると時計回りはだんだんと上にペンを持ってゆくので、線が変な方向に行ってしまうのです。それともプロだとそのほうが描きやすいのでしょうか？そーなんですか！？
って、勘の良い方はもうお気づきかもしれませんが、どうやら作画さんは左利きのようです。左利きなら矢印とは逆の方向にペンを進ませるので、時計回りのほうがむしろ描きやすいということになります。これに気づいてとっさに4巻を開いたのですが、あとがき漫画には確かに左手にペンを握る作画さんが描かれていました。
左利きといえば作中ではゆうちゃんが左利きですね。何か意図するところがあるのでしょうか、とても気になるところです。