学校の椅子について

喪2「モテないし人見知り」の描写の中で、もこっちの椅子の背面には大きな「1」の文字とJISマーク、そして「コス」という文字が描かれています。
cap7
(喪2 13ページ目より)

JISマークに1の文字、これは机・椅子のサイズが規格品であることを示しています。これを調べれば、対応身長からもこっちのクラス風景が小・中・高校どれをモデルにしているかわかると思って調べてみました。

しかし実際調べてみると困難がありました。現在、机・椅子のサイズには、旧JIS規格と新JIS規格が混在している状態で、そのどちらかがわからないのです。

図では新規格を「JIS号数」、旧規格を「旧号数」と書いています。この規格は平成11年に改正されました。旧と新では号数と対応身長の対応が大きく異なります。号数と対応身長の大小が逆なのです。

イスには「1」と書かれていますから、これは1号のイスです。

仮に旧規格であれば、1号は179~166cmです。高校生の平均身長男子が170cm、女子が160cmですから、男子にとってはちょうどいいのですが、女子にとっては大きめです。しっくり来ないですね。

逆に新規格だと1号は116~108cmと小さいサイズです。これは小学1年生の平均身長115cmに合った規格です。

舞台は高校ですから単純に考えれば旧規格でしょう。ただ画像検索で「学校 椅子」や「学校 教室」を探すと旧規格でJISマークが書いてある椅子があまり見当たらず、仮にこれが新規格であったりすると、モデルとして描かれた教室は実は小学校?という可能性も考えられます。とにかく、大きく書かれた「コス」がなにを描いたものかわからない限りはなんとも言えません。

 

ニコ先生、「コス」ってなんですか!?

 

「コス」の元ネタについてお心当たりがある方は情報お寄せください。

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学校の椅子について” への2件のコメント

  1. こんばんは。はじめまして!
    >「コス」の元ネタについてお心当たりがある方は情報お寄せください。
    (既に解決済みでしたらご容赦ください。)
    おそらく製造メーカーの名前だと思います。
    ラベルに記載されている内容は、販売元のメーカー名、号数、対応身長、JIS規格適合マーク、製造元の工場番号(6桁の数字)などです。(6桁の番号でどこの製造メーカーの工場で作られたか分かるそうです。関東だと3から始まり、関西だと5からだそうです)

    ネコス工業というメーカーがありましたので、モデルに描かれた椅子は実際「コス」では無く「ネコス」が正解だと思います。

    • わかちぃさん、こんばんは。

      ネコスというメーカーが存在するという情報は、実は他の方から情報が寄せられていました。
      ネコス工業は調べても詳細が得られないのでほったらかしにしてました・・・。

      ただ、描写は間違いなく実物の学校がモデルである確証は得られたと思います。
      一体どこを参考して描いているのか、気になるところですね。

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